このブログでも何回か話題にしていますが、人の記憶というのは非常に当てにならないものです。動画撮影であれば、カメラの前の事実をありのままに記録することができます。しかし、人間の記憶は動画撮影とは異なります。 ある大学の講義続きを読む “人の記憶は簡単に書き換えられる”
カテゴリーアーカイブ: 行動経済学
期待が果たす役割
2007年のある日、アメリカワシントンD.C.にある地下鉄の駅、ランファン・プラザ駅で、ストリートミュージシャンがバイオリンでクラッシックの名曲を演奏していました。時間は朝のラッシュアワー。演奏者は空のバイオリンケースを続きを読む “期待が果たす役割”
孤独はリスク?
人間にとって孤独は大きなストレスとなるようです。孤独感を覚えると、人は他者に対して攻撃的になり、衝動的で自己中心的な行動を取りやすくなるという報告もあります。また、人は孤独になると免疫機能や認知機能も衰えて、健康を害する続きを読む “孤独はリスク?”
最後通牒ゲームでわかる人間心理
最後通牒ゲームという経済学、心理学の実験をご存じでしょうか。このゲームは提案者と応答者の2人でおこなわれます。提案者は特定の金額を提示され、その金額を2人でどう分けるか提案する権利が与えられます。応答者は、提案者の提示し続きを読む “最後通牒ゲームでわかる人間心理”
フリーライダーへの対処方法
社会集団や組織から得られる便益だけを享受しておいて、相応の費用を払わなかったり、決まり事を守らなかったりする人のことを「フリーライダー」と呼びます。 私が学生の頃生活していた大学の寮は、学生の自治によって運営されていまし続きを読む “フリーライダーへの対処方法”
プレッシャーは創造性の敵
創造性に関してある研究がおこなわれました。その研究では約2000人の被験者が集められて、おもちゃやスマホアプリなどを使った創造性を刺激するゲームをやってもらいました。ゲームのあとで、一部の被験者にはできるだけ創造的なアイ続きを読む “プレッシャーは創造性の敵”
ヒエラルキーのメリット・デメリット
心理学者ジョン・メイナーによると、人間は序列(ヒエラルキー)が定められた集団の中で生きるように設計されているそうです。 実際に、初対面同士の5人を集めて何らかの課題に取り組ませる実験をすると、必ず5人の間にはヒエラルキー続きを読む “ヒエラルキーのメリット・デメリット”
想定外の出来事に対処する方法
人前でプレゼンテーションや何らかのパフォーマンスをするとき、すべてが想定通りにうまくいくとは限りません。想定外の出来事が起きたとしても、その後の対応次第では成功を収めることができます。大事なのは、あらゆる可能性を想定して続きを読む “想定外の出来事に対処する方法”
記憶の落とし穴
人間の記憶は動画のように記録されるものではありません。あなたが学生時代のエピソードを思い出しているとき、出所の異なる情報を組み合わせて再構築している可能性があります。 また記憶を再構築する際、実際に起こった出来事の代わり続きを読む “記憶の落とし穴”
報酬ではなく熟達願望をモチベーションにする
1973年に心理学者のマーク・レッパーらはモチベーションに関する実験を行いました。実験では、被験者である子どもたちを3つのグループに分けて絵を描いてもらいます。 【グループ1】「よく描けたで賞」という賞状を見せて「絵を描続きを読む “報酬ではなく熟達願望をモチベーションにする”