岡田睦の作品『明日なき身』を紹介します。筆者は1932年東京生まれの小説家です。本に書かれたプロフィールによると、1960年に「夏休みの配当」で芥川賞候補になったとのことですが、この作品は現在入手困難なようです。講談文芸続きを読む “書評『明日なき身』”
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平均的なパイロットの正体
第二次世界大戦後、アメリカ空軍ではパイロットの墜落事故が後を絶たず空軍にとって悩みの種でした。調査の結果、コックピットの設計に問題があるのではないかという仮説が立てられました。当時のコックピットの規格は1920年代のパイ続きを読む “平均的なパイロットの正体”
丁寧さと率直さの狭間で
とあるコンビニでこんな掲示を見かけました。「感染症対策のため、当面の間イートインコーナーの使用をご遠慮いただいております」。ものすごく遠まわしな言い方ですね。店側の意思でイートインコーナーを閉鎖しているのだから、「当面の続きを読む “丁寧さと率直さの狭間で”
重く受け止めたい人々
裁判の記事で「判決を重く受け止めたい」というコメントをよく聞きます。「たい」という部分がどうしても引っかかります。助動詞「たい」は、話し手の希望を表します。「判決を重く受け止めたい」というのは、コメントを出している人の希続きを読む “重く受け止めたい人々”
やめてほしい「ていく」
「~ていく」という表現が最近気になっています。「~ていく」には様々な用法があります。まず、物理的な移動を表す用法。 (1) 雨が降りそうだったので、傘を持っていった。(2) 向こう岸まで泳いでいった。 上記の例文は、いず続きを読む “やめてほしい「ていく」”
成人は未成年を見ているのか
以下の問題を読んで、答えを(1)~(3)の中から選んでください。 鈴木さんは佐藤さんを見ている。佐藤さんは田中さんを見ている。鈴木さんは20歳以上の成人で、田中さんは20歳未満の未成年である。このとき、成人は未成年を見て続きを読む “成人は未成年を見ているのか”
環境を変えて行動を変える
自分の行動を変えるときは、意思の力を使うより環境を変える方がうまくいきます。以前の記事「食べる量をコントロールするには」で書いたように、食べ過ぎないようにするためには「食べ過ぎないぞ」という強い気持ちを持つよりも器を小さ続きを読む “環境を変えて行動を変える”
自前主義バイアスに対抗する
イノベーション戦略アドバイザーのマシュー・E・メイは、ある企業のコンサルティングをしていて、「幹部社員たちが、部下のアイデアを握りつぶして改善のチャンスを逃している」と指摘しました。幹部社員はこのレポートに猛反発しました続きを読む “自前主義バイアスに対抗する”
書評『えげつないマネジメント』
これまでに数多くのビジネス書を読んできました。今回はその中でも異色の1冊を紹介します。『えげつないマネジメント』(伊吹瞬)です。本に書かれているプロフィールによると、著者は大阪府出身、慶応大学卒。進学塾講師、信用金庫営業続きを読む “書評『えげつないマネジメント』”
渾身の提案を出すベストな時間帯
専門家は自分の専門分野に関して常に正しい判断ができるわけではありません。例えば、熟練した放射線技師が同じX線写真を二度、別の機会に見せられました。20%の放射線技師は二度目のときに「正常」と「異常」の判断が初回と異なりま続きを読む “渾身の提案を出すベストな時間帯”