なぜ視力1.0の次は1.2なのか

健康診断などで視力検査をするとき、多くの場合、ランドルト環と呼ばれる一ヵ所が欠けた輪が一面に書かれた視力表が使われます。

AIで作った視力検査表。切れ目がない輪っかがちょいちょいありますね。

視力の数値は0.1から1.0までは0.1刻みで上がっていきますが、1.0以降は1.2→1.5→2.0と数値の間隔が大きくなっていきます。これはなぜなのでしょうか。

視力1.0の定義は「全体を視角5分に対して、視角1分を見分けられる能力」となります。更に視角とは目標物の両端と眼のなす角度のことで、1分というのは60分の1度のことです。視力は「1÷ランドルト環の隙間と眼がなす視覚」という計算式で求められます。

視力0.1の視覚は10分、視力0.2だと視覚は5分で、視覚が半分になります。一方で、視力1.0の視覚は1分、視力1.1だと視覚は約0.91分で、あまり差がありません。この程度なら、誤差の範囲内といえます。測定時の体調次第で容易に変動するでしょう。

そういった事情から、視力が1.0以上になると、0.1といった細かい数字で刻んでもあまり意味がないのです。ちなみに、私は去年の健康診断では右目1.0、左目1.2でした。そして今年は両目が1.5を記録しました。正直いって、最後の方は「自信はなくて、勘で答えた」という状態でした。それがたまたま全部当たってしまったのでしょう。検査担当の方から「このまま記録していいですか」と聞かれて、「お願いします」と答えました。

コメントを残す