ここ数年で、店員を介さず注文や支払いを済ませる、セルフ方式の店が増えました。バーコードの読み取りから支払いまですべて客がおこなう店も珍しくありません。しかし、このシステムを採用すると、採用前より売上が下がる傾向にあるようです。自分でバーコードを読み取っていると、店員にやってもらうよりお金の重みを感じやすくなります。そのため、買い控えが起こるという仕組みです。
セルフレジだと、レジの進みも遅いような気がします。レジの店員は、普段の業務としてバーコードの読み取りをやっているので、平均的な客よりは処理のスピードも速いでしょう。私も客としてセルフレジをやっていて、バーコードの位置がすぐにわからず時間がかかった経験があります。バーコードの読み取りは店員がやって、支払いだけセルフ方式というのが一番効率がいいように思えます。
飲食店でもセルフオーダーの店が増えました。各席に1台ずつタブレットが置いてあって、それを客が操作して注文するシステムは使い勝手がいいと感じます。自分のペースでゆっくり選べますからね。
自分のスマホで注文するシステムは、あまり好きではありません。スマホ注文なのにWi-Fiがない店だったら、二回目の来店はないなと思ってしまいます。注文するのにLINEで友だち登録が必須の店もあるそうです。このシステムはやめてほしいですね。このシステムを採用する店の狙いとして、「登録者に店の宣伝をする」ということがあるらしいです。そんな宣伝は逆効果なんじゃないでしょうか。
大手飲食チェーンの注文システムで、圧倒的に不評なのが松屋です。とにかく、注文したい商品の画面にたどり着くまで時間がかかるのです。店側がプッシュしている商品が最初の方に出てきて、単に牛めしのみ食べたい客は何度もパネルを押すことになります。ビジネス街の松屋は、だいたい昼時に行列ができています。このタッチパネルが行列の一因です。後ろに何人も並んでいると、プレッシャーがかかります。後ろからのプレッシャーに負けて不本意な注文をしたこともあります。
もうひとつ松屋のタッチパネルで不満なのが、支払い確定の仕組みです。現金払いの場合、支払金額に達した瞬間に確定し、お釣りが計算されます。例えば、830円の商品があったとします。1030円入金して、200円のお釣りをもらいたい。しかし、1000円札を入れた瞬間に支払いが確定し、問答無用でお釣り170円が出てくるのです。財布の中に10円玉が多くなって、さばきたいときにこれをやられるとイライラします。
一部の松屋では、オーダーと支払いが別々になっています。この前、初めてそういう店に行って驚きました。まず、タッチパネルのオーダー機で注文します。すると、支払いチケットが発行されます。客はその支払いチケットを持って、オーダー機とは別の支払い専用機にチケットを読み込ませて支払いをします。なんという無駄の多いシステム!
これってどういう意図で導入されたのでしょうか。軽く検索したところ、関連情報は得られませんでした。もっと真剣に調べればわかるのかもしれませんが、そこまでする気力がありません。この2段階システムの謎を知っている方がいれば、教えてほしいものです。