AIによる画像生成技術はもの凄いスピードで発達し続けています。数年前だと、AIによる人物画像は独特の違和感がありました。人間の手によって精巧に描かれた人物画を見ると「すごいなあ」と驚嘆しますが、精巧なAI画像を見ると「確かに人間に見えるけど、なんか気持ち悪い」という感情になったものです。最近はそういった違和感も薄れてきたように思えます。
写実的な画像だけではなく、アニメ風、劇画風の画像も作れるようになっています。最近では、街でジブリ風アニメの掲示物を見かける機会が増えました。以前なら、人に見せられるレベルのAI画像を作るのには、一定の知識とハイスペックな機材が必要でした。しかし、今は普通にスマホを使えるレベルの人であれば、簡単に、しかも無料でそれなりの画像ができてしまいます。それにより、多くの企業が「高い制作費を払って外注するより、自前のAI生成でいい」と考えるようになったら、従来のクリエイターは大打撃でしょう。
こちらは、Googleが公開している画像生成AIツール「Whisk」によって私が作成した画像です。

Whiskで「日本人の4人家族(父35歳、母33歳、息子8歳、娘6歳)が公園で遊んでいる。公園では他の人たちも遊んでいる。ジブリアニメ風」と指示したらこんな画像が出てきました。
私は自力でこんな絵は描けません。この絵を見ながら、模写したってひどい絵にしかならないでしょう。それがAIの力を借りれば、簡単な指示をするだけで無料でこんな絵が出てくるのです。ちなみに、同じ指示で10枚ほど画像生成したところ、そのうち8枚は後ろの人が凧揚げをしていました。AIが考える「公園での遊び」といえば凧揚げなのでしょうか。
リアル系の画像も作ってみました。

これは「スーパーのレジで働く30歳女性」という指示で生成したものです。現状のAIでは、アルファベットの生成は問題なくできるようです。具体的に指示はしていませんが、AIが気を利かせてレジの女性に「Akari」という名札を付けさせていますね。
日本語の表記はまだ進化の余地がありますね。手前の牛乳のような商品に書かれた文字は、「牛乳」っぽいんだけど牛乳ではない謎の文字になっています。とはいえ、これでもだいぶ進化しました。数年前であれば、そもそも日本語ではない謎の古代文字みたいな文字しか出なかったのです。
こちらは、古代中国をテーマに作った画像。


2枚目は「将軍が皇帝に入れ知恵をしている」という指示で作りました。
作っていてとても楽しいのですが、夢中になり過ぎないように注意しようと思います。