とにかく毎日暑い。今日は用があって早朝5時台から出かけました。この時間はまだ凌げる感じでした。乗り換えを経て目的の駅に降り立ったときは6時過ぎ。しかしこの時点でもうかなりの暑さを感じました。たまらずホームの自販機で冷たいドリンクを入手し、一気に飲み干しました。カンを捨てようとしたとき、この掲示が目に飛び込んできたのです。

この掲示がいいたいことをまとめると、以下のようになるでしょう。
・こちらはリサイクルボックスです。
・ビン、カン、ペットボトル専用でお願いしております。
・カップ、紙パック、その他のゴミはここには捨てないでください。
3つ目のメッセージ「カップ、紙パック、その他のゴミはここには捨てないでください」の伝え方に問題があります。「ビン、カン、ペットボトル」のすぐ下に「ここではありません!」と目立つように書いているため、「ビン、カン、ペットボトルを捨てる場所はここではありません」と言っているように見えます。
「カップ、紙パック、その他のゴミはここには捨てないでください」というのが通常の語順です。しかし、この掲示は左に「ここではありません!」とあり、右に「カップ、紙パック、その他のゴミ」という表示があります。
左右を入れ替えて「カップ、紙パック、その他のゴミ」→「ここではありません」というレイアウトにすれば、現状よりはすんなり理解しやすくなると思います。私は「カンを捨てるのはここではありません」と読み違えてしまい「じゃあどこに捨てればいいんだ」と戸惑いました。
こういった掲示は、じっくり見えてもらえることはほぼありません。パッと見てメッセージを正しく理解してもらえるように工夫する必要があります。
もし私がこの掲示を作り替えるとしたら「ビン、カン、ペットボトル専用のリサイクルボックスです」というメッセージを上部の3分の2くらいのスペースを使って表示します。元の掲示では「専用でお願いしております」となっていますが、そのような遠回しな表現は不要と考えます。
そして「他のゴミを捨てないでください」というメッセージを下部3分の1くらいに表示します。現状の掲示では「カップ、紙パック、その他のゴミ」と書いてあり、その頭にバツ印がついています。カップや紙パックが捨てられて困っていたのでしょう。しかしこれでは、表示されているゴミの分類が多すぎます。そしてレイアウトの問題から、どれが捨ててよいものでどれがダメなものなのか、ぱっと見でわかりづらくなっています。
伝えたいメッセージをすべて盛り込んで、かえって伝わりづらくなるというのはよくある失敗です。伝えたいメッセージの中にも優劣をつけて、最も伝えたいメッセージを目立たせること。優先順位の低いメッセージは扱いを小さくする、または掲載しないこと。そうやってメリハリをつけると、よりメッセージが伝わりやすくなると思います。