理不尽なクレームに耐える教師

YouTubeの「カンテレNEWS」チャンネルで信じがたいクレームを見ました。元動画はこちらです。

関西の小学校で起きた話です。入学したばかりの1年生AさんとBさんが、Aさんの家で遊ぶ約束をしていました。しかしAさんは約束を忘れて外出。Bさんは誰もいないAさんの家に勝手に入り、お菓子を食べてゲームをしていたということです。

保護者の怒りの矛先は、児童の担任教師に向けられました。保護者は「お前らの教育がなってないからや!」と学校に怒鳴り込んできて「裁判を起こす」「議員が知り合いだからお前を辞めさせることは簡単」などと言ってきました。

その保護者は翌日も学校にやってきて、教室の後ろで担任教師の授業を腕を組みながらずっと見ていました。事態を収めるのに1週間ほどかかり、その間担任教師の心身に異変が生じました。担任教師は当時の状況について「眠らないといけないのだが眠れない。ずっとその保護者のことを考えている」と語っています。

この話を聞いて保護者に共感できる人などいるのでしょうか。遊ぶ約束を忘れたことも、すっぽかされた相手が無断で上がり込んで遊んでしまうのも、学校に1ミクロンも責任はないでしょう。

保護者が学校に乗り込んできたときに、学校側がどのように対応したのかは動画内では明らかにされていませんでした。「その件に関して学校はまったく関係がありません。お引き取りください」と言えればいいのですが、恐らくそこまで毅然とした対応はできなかったと予想できます。理屈が通じる相手でもないのでしょう。理屈が通じるのであればそもそも学校に乗り込んだりしません。

翌日以降、教室の後ろで授業を監視するというのもかなりやばいですね。これは校長や教頭ら管理職が止めるべきです。「授業の妨げになるのでお引き取りください」と言ってほしかった。何より保護者の子どもが嫌がらないんでしょうか。自分が子どもだったら「絶対来ないで!」と止めます。

一部の保護者は学校に多くを求めすぎなんですよね。「約束は守る」とか「勝手に人の家に上がらない」などということは学校で教えることではありません。各家庭のしつけの範囲内でしょう。しつけまで学校に押し付けたとしたら、一体家庭では何を教えるというのでしょうか。

YouTubeでは「理不尽な要求をする輩が撃退されてスカッとする系」のアニメもあります。全部パターンが一緒なのですが、見ているといい時間つぶしになります。見ていて「いくらフィクションでも話に無理がありすぎる。こんな奴はいねえ」と思うことが多々あります。しかし事実は小説よりも奇なりとはよくいったもので、今回のクレームはスカッと系動画レベルで意味不明の理不尽さでした。

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