ようやく始まったモペット取り締まり

数日前「東京・渋谷区で”モペット”取り締まり」というニュースをYoutubeで見かけました。モペットに関しては、以前もこのブログで話題にしましたが、ペダル付きの電動バイクのことです。法律上は原付バイクと同じ扱いです。

モペットそのものは違法な乗り物ではありません。ただし、原付と同じですから運転するには原付が運転できる免許証が必要です。またナンバープレートの装着や運転時のヘルメット着用も必要となります。

モペットが問題なのは、ほとんどの運転手が上記のルールを守っていないということです。都内ではよくモペットを見かけますが、運転手がヘルメットをしているのを見たことがありません。モペットライダーはノーヘルで歩道を走り、信号を無視して街を闊歩します。

原付がつ歩道を走っているのはほぼ見かけませんが、モペットは何食わぬ顔で歩道を走ります。当然違法走行です。モペットは普通の自転車よりもタイヤが大きく、重量感があります。モペットはエンジン音もなく、静かに歩行者に近付いて、その間を縫って走ります。運転手としては余裕をもって避けているつもりでしょうが、歩行者の立場からすると結構怖いです。歩いているときにあの大きな車体で後ろからぶつけられたら、軽傷では済まないでしょう。

以前からモペットを取り締まれば、無免許運転・ノーヘル運転・通行区分違反・信号無視・車両整備不良などでいくらでも検挙できるでしょう。それでも警察はモペットの取り締まりには積極的ではありませんでした。交番の前の歩道を通っていくモペットをスルーしていました。

警察がモペットの取り締まりに消極的だった理由として、面倒くさかったということがあるのではないでしょうか。車・バイク・原付であれば、違反車両を発見した場合、だいたい取り逃がすことはないと思います。ナンバーさえ控えておけば、その場で検挙できなくても後日持ち主を特定することができます。運転手もそれがわかっていますから、警察に「止まりなさい」と言われれば普通は観念して停車します。

一方でモペットの場合、ほとんどの車両がナンバーを付けていません。さらに自転車よりも速く原付よりも小回りが利くモペットで逃げ回られると、取り逃がすリスクが高まります。逃げ回るモペットによって歩行者などがはねられるリスクもあります。そういったリスクを冒すのが面倒だと警察が考えているのではないでしょうか。

しかし警察は世論に弱いということがあります。「モペット危ないだろ!警察は取り締まれ!」という声が大きくなれば、警察は無視することができず動かざるを得ません。今回ニュースになった取り締まりも、そういった声を受けて、という側面があると思います。

こういった取り締まりを定期的に行うことによってそれが抑止力になり、ルール違反の乗り方をするモペット乗りがいなくなることを願っています。

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