最近様々なものが値上がりしました。カフェも例外ではありません。手頃な値段でコーヒーが飲めるドトールコーヒーの場合、20年前はブレンドコーヒーSサイズの値段は1杯180円でした。その後、2008年に200円、2014年に220円、2019年に224円となり、昨年2022年に250円まで値上がりしました。値上げをする間隔が徐々に狭まっているようです。
スターバックス、タリーズ、エクセルシオールといった中価格帯のカフェは、これまではその店で一番安いコーヒーの値段は300円程度でした。しかし、昨今の値上げブームの影響でどこも350円程度になっています。値上げをしなければならないような経営状態なのでしょうか。
都市部のカフェはどこにいっても混んでいます。ピークの時間帯に行くと、席がないということも珍しくありません。こういった様子を見ていると、カフェは儲かってしょうがないように思えます。
カフェが混んでいる原因は、客数が多いからというよりも、一人当たりの滞在時間が長いからということのようです。今は誰でもスマホを持っていますし、パソコンを持ち歩いている人も増えています。カフェで長時間過ごそうと思えばいくらでも過ごせてしまう環境が整っているのです。
今は「いかにもビジネスマン」といった風体の人だけでなく、学生風や主婦のような人もカフェでノートパソコンを広げて作業をしています。渋谷あたりのカフェだと客の半分以上がノートパソコンを使っているという光景もよくみかけます。そんなカフェで、私だけパソコンを使っていなくて居心地が悪く感じられた経験もあります。
カフェの売り物は1杯数百円のコーヒーやその他ドリンクですから、たくさんの人に売らなければ儲かりません。ひとりの客にコーヒー1杯で何時間も粘られたら商売にならないわけです。
「勉強やパソコン作業など長時間の利用はご遠慮ください」といった掲示をしているカフェもあります。ただ、それを見て「じゃあ短時間で切り上げないとな」と素直に応じる人は少ないのではないでしょうか。
そういった「空気を読んでね。わかるよね?」といったお願いではなく、より強いやり方をしている店も増えてきました。時間制を採用する店です。
会計時に「ただいまの時間は〇〇分制です」というメッセージと、〇〇分後の時間が書かれた紙を渡されます。90分制とか120分制の店が多いようです。
そんなに長いすることもほぼないのですが、終了時間が明記された紙を持たされると少し落ち着きません。入店時から「飲んだら長いせずに出てってね」と言われているようです。しかし、こうでもしないと回転率を維持できないのであれば、店としてはやらざるを得ないのでしょう。
カフェで作業している人を見ていて、セキュリティが気になることがあります。パソコン画面を開きっぱなしで長時間離席する人がいます。覗き見されるリスクもあるし、パソコンをそのまま持ち去られたらどうするんでしょうか。
カフェでリモート会議をする人もたまに見かけます。リモート会議参加者である客の声が聞こえてくるときがあります。どういう会社で、何が話題になっているのか、割と筒抜けだったりするのですが、当の本人は気付いていないようです。
時代とともにカフェの利用方法も少しずつ変化しています。ただ、気軽に立ち寄れるように何とか値上げのペースが上がらないようにとカフェ愛好家として願っています。