、ポストにAmazonからの不在票が入っていました。「宅配ボックスに入れました」というメッセージ。「何か頼んだっけ?」と思いつつ、宅配ボックスを開けてみると自宅とは違う住所、別人の宛名がありました。以前も同じことがあって、カスタマーサポートに連絡して引き取ってもらいました。今回も引き取ってもらうためにチャットを開こうとしました。ところがこのチャットにたどり着くにも割と時間がかかります。オペレーターにつなぐ前に、何とか規定の案内文で解決したいのでしょう。いくつかの操作を経て、ようやくチャットが開きます。オペレーターに「他の人の荷物が届きました」とチャットで伝えてしばらくすると返答が来ました。「お手元の商品については、返送は不要です。現在お手元にある商品はお客様にて破棄していただくようお願いしております。お収めいただいても処分していただいても問題ありません」他人の荷物を届けておいて「自分のものにするか、捨ててください」と言ってきたのです。以前も似たようなことがありました。2点商品を注文したら、その2点の他にもう1点、注文していない商品が入っていたのです。そのときも、「そのまま収めてもいいですし、不要なら捨ててください」という対応でした。以前のケースは、Amazonだけが損をすることなので、Amazonと受取人の間で合意が取れればそれでいいと思います。ただ、今回のケースは本来の受取人が存在します。本来の受取人に断りなく、「間違って届いたやつは収めちゃっていいですよ」なんて言っていいものなのでしょうか。ここで、Amazonの規約を見てみましょう。

上記はAmazon規約の所有権に関する部分の引用です。ここには「商品を配送業者に引き渡した時点で、その商品に関する所有権はお客様に移ります」とあります。これを今回誤配された荷物に当てはめてみると、私の手元に誤って届けられた荷物の所有権は、本来の受取人にあるということになります。荷物の所有権は本来の受取人に移っているのに、間違って受け取った人に対してAmazonが「そのまま自分のものにしていいですよ」とか「捨てていいですよ」などと言う権利はないんじゃないでしょうか。本来の受取人にしたら、「私のものなのになんで勝手にそんなこと言ってんの」という気持ちになるでしょう。法律論を抜きにしても、今回の措置は大いに疑問です。誤配された荷物をそのまま貰っちゃうということは、「どこの誰が何を注文したか」というのを知るということです。本来の受取人からすると、中身が変なものでなくても知られるのは嫌でしょう。こっちからしても、何が入っているかわからない他人の荷物を開けるのには抵抗があります。「捨ててもいいです」と言われても、中身によっては捨てるのが面倒なものだったり、無料では捨てられないものだってあるのです。間違って届けられた荷物を、金を払って捨てるなんて理不尽な話は受け入れられません。そういった理屈をチャットで伝えて「引き取ってください」という意思表示をしたところ、担当オペレーターが変更になって引き取ってもらうことになりました。こうやってお願いしないと引き取ってもらえないというのはどうなんでしょうか。Amazonからしたら、いちいち回収するより、そのまま引き取ってもらって、本来の受取人には同じものを発送した方が安上がりなんでしょう。しかしなんともすっきりしない土曜の一日でありました。