レジ袋有料化から2年

日本では2020年にレジ袋が有料になりました。経済産業省によると、レジ袋有料化の目的は「海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの 解決に向けた第一歩として、プラスチック製買物袋の有料化を通じて、マイバッグの持参など、消費者のライフスタイルの変革を促すこと」だそうです。

私も最初は戸惑いましたが、今ではコンビニ・スーパー・ドラッグストアに買い物にいくときは袋を持参するようにしています。小さく折りたたんでポケットに入れているのですが、これだとマイバッグを持っているように見えません。そのせいかわかりませんが、「レジ袋はお付けしますか」と聞かれて「いりません」と答えているのに、店員が流れるようにレジ袋代を加算して店のレジ袋を取り出してくることがあります。10回に1回は発生する事象です。

マイバッグを持参するようになって悩むのが商品を入れるタイミングです。自分で商品を入れるスペースがある店ならがよいのですが、その場で商品を入れるタイプの店の場合、商品がスキャンされたら順次入れるのか、会計まで終わってから入れるのか。

ネットでは、「店員の立場からすると順次入れてくれた方がスムーズにさばけるので助かる」という意見が見られます。一方で「会計が終わるまでは商品は店のものだから」「何らかの理由で会計がうまくいかなたったときに、袋詰めが終わっていたら再度取り出さないといけないから」といった理由で、会計が終わってから袋詰めすべきという意見もあります。調べても決定打は見つからず、ますますわからなくなりました。

世界では、日本よりも早くレジ袋禁止や有料化に踏み切った国が多くあります。シカゴでは2014年に、薄い使い捨てレジ袋の無料配布が禁止されました。そこで店は厚いレジ袋を配布するようになりました。厚いレジ袋ならば、法律をすり抜けられたのです。法律が施行されて、かえってプラスチックごみが増える結果となってしまいました。

その2年後、2016年にはアメリカのカリフォルニア州でレジ袋が全面禁止になりました。今回は、シカゴの教訓を経て厚い袋はOKという抜け穴もありませんでした。レジ袋禁止後は、小さいポリ袋の売上が急増しました。これまで無料でついてきたレジ袋を、家のごみ袋などに利用していた人が買ったものと思われます。このあたりは日本も同じですね。日本ではレジ袋有料化以降、100円ショップで薄いプラスチックバッグの扱いが大きくなりました。

2017年、カリフォルニア州サンディエゴではA型肝炎が流行しました。これはレジ袋禁止の影響によるものだという説があります。なぜレジ袋を禁止するとA型肝炎が流行するのでしょうか。同じことは日本では起こりにくいと思います。ヒントをいうと、現地の特定の人たちの習慣が関係しています。

サンディエゴのホームレスの人たちは、排泄時にレジ袋を使う習慣がありました。レジ袋が禁止になって手に入りにくくなると、排泄物を衛生的に処理できなくなったのです。日本では至る所に誰でも使えるトイレがあります。アメリカでは公衆トイレの数自体が少ないためにこのような状況が発生してしまうようです。

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