タクシーの表示にまつわる不思議

先日、珍しく仕事が遅くなって電車がなくなってしまい、タクシーで帰ることになりました。駅前のタクシー乗り場に行く途中、フロントに「割増」という緑色の表示が出ているタクシーを発見しました。手を挙げて近付くと、運転手から大きなバッテンのジェスチャー。よく見るとお客さんが乗っていました。

「割増」というのは「空車です。割増料金ですが乗れますよ」という意味だと思っていたのですが、「割増料金でお客さんを乗せています」という意味だったようです。「わかりにくいよなー」と思ってモヤモヤしたので、後でtwitterを調べてみました。すると、「割増表示は乗車OKだと思ってタクシーを止めようとしたら拒否されて恥ずかしい思いをした」というつぶやきをいくつか見つけて安心しました。

そもそも、「お客さんが割増料金で乗車中です」ということを外に向けて表示するメリットがあるのでしょうか。むしろ、割増表示は空車のときに出さないと意味がないですよね。「空車」という表示を見た客がタクシーを呼び止めて乗り込んだ後に「割増」と表示を切り替えても、乗っている客は割増であることがわかりませんよね。

また、タクシーの表示の色使いもわかりにくいと思います。客が乗れる「空車」は赤で客が乗れない「割増」は緑で表示されているのですが、逆の方が適切な印象です。信号の色だと赤は「×」、青(緑)は「〇」のイメージです。そのイメージに従えば「空車」の色は緑の方がいいと個人的には思います。おそらく、空車のときは外にいる客にわかりやすいように、目立つ色である赤の表示にしたのでしょう。

目立たせるために空車表示を赤にしたのはまあいいでしょう。しかし、今度は「なぜ『回送』や『迎車』がオレンジなのか」という新たな疑問が湧いてきます。「回送」は営業を終えたタクシーということなので客は乗れません。「迎車」は予約している客以外は乗れません。乗れない状態なのに、空車を表す赤と似た色のオレンジを使うのはなぜなんでしょうか。赤とオレンジだと、遠くから見たときに区別がつかない場合もあるでしょう。「乗車可能が赤、不可能が緑」というように統一して、「回送」「迎車」の色は緑にすればいいのにと思います。

不可解なことが多いタクシーの表示。これを考えた人に、どういう理屈で決まったのか聞いてみたいものです。

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