古代中国、北宋の学者、欧陽脩は良い考えが浮かびやすい状況を「三上」という言葉で表現しました。具体的にいうと以下の3つです。
- 馬上(馬にのっているとき)
- 枕上(横になっているとき)
- 厠上(トイレにいるとき)
現代でいえば「馬上」は、乗り物や徒歩による移動中といったところでしょうか。机に座ってあれこれ考えているけどアイデアが全然出てこないということもあるでしょう。そういった場合、いったん考えている問題から離れてリラックスしてみると、ふっとひらめきが得られることがあります。欧陽脩はそれを「三上」という言葉で表しましたが、人によっては「雑談しているとき」「コーヒーを飲んでいるとき」「漫画を読んでいるとき」などにひらめきを得やすいということもあるかもしれません。
アイデアを思い付いたら、大事なのはそれを確実に記録することです。「今、外にいるから戻ってからメモしよう」などと思ってはいけません。戻ったらきれいさっぱり忘れていたというリスクがあります。私も何度もやらかしました。思いついたときは「こんな素晴らしいアイデアなんだから戻るまでの間くらいは覚えているだろう」と考えるのですが、人はわずか5分10分の時間で、さっき考えていたことを綺麗に忘れ去ってしまうものです。
メモは他人が読んでも意味がわかるくらい詳細に書きましょう。最低限の単語の羅列くらいで済ませてしまうと、これもまた後で読んだとき何のことだか思い出せなくなります。思いついた直後は、単語3つくらい書いておけば後で詳細を再現できそうな気がするものです。しかし、自分の記憶力を過信してはいけません。私も、ブログのアイデアを思いついて「金庫 入口」とだけメモしておいたら後で詳細を思い出せず苦労したことがあります。
メモする方法は、紙のメモ・スマホのテキストアプリ・スマホの音声アプリなどいろいろあります。自分に合っているものを選ぶとよいでしょう。どれを使っても大差ないのですが、複数方法を併用するのはおすすめしません。紙のメモにせよ、スマホアプリにせよ、「すべてのメモはそこに集約されている」という状態がいいと思います。