以下の問題を読んで、答えを(1)~(3)の中から選んでください。
鈴木さんは佐藤さんを見ている。佐藤さんは田中さんを見ている。鈴木さんは20歳以上の成人で、田中さんは20歳未満の未成年である。このとき、成人は未成年を見ているといえるだろうか。
(1) いえる
(2) いえない
(3) どちらともいえない
直感的に(3)を選ぶ人が多いのではないでしょうか。問題文では、成人である鈴木さんが未成年の田中さんを見ているかどうか言及されていませんから、(3)が妥当な気がします。しかし、一歩踏み込んで考えると別の答えが浮かび上がってきます。
佐藤さんに注目してみましょう。佐藤さんは成人か未成年のいずれかです。佐藤さんが成人だとすると、成人である佐藤さんが未成年の田中さんを見ているので、「成人は未成年を見ている」といえます。佐藤さんが未成年だとすると、成人である鈴木さんが未成年の佐藤さんを見ているので、この場合も「成人は未成年を見ている」といえます。よって、答えは(1)となります。
私は直感とは反する答えになるような論理・数学系のパズルが大好きです。この問題は特に、直感と反する答えになり、かつその答えの納得度が高い良い問題だと思うのですがいかがでしょうか。